笑顔の輪
「福祉」という言葉は、「福(ふく)」=幸運、しあわせ、「祉(し)」=神の恵み、さいわい、という2つの漢字から成り立っています。どちらも“幸せ”に関する言葉です。
私たちが携わっている“社会福祉”というのは、社会の人々が幸せに生活できるようにお手伝いする仕事であり、多くの方が笑って生きられる世の中を作るためにあるものだと考えています。ですが、人が幸せを感じる瞬間や笑顔になる場面は、人ぞれぞれ違います。
つまり、人それぞれに答えがあるのです。それだけ、社会福祉が抱える課題というのは難しく、そう簡単にはいきません。
でも、“のばな”は諦めません。より多くの方の笑顔を見たいから。
“のばな”は、その歩みを止めません。より多くの方と笑顔でつながっていきたいから。
ご利用者様と笑顔でつながりたい
目の前にいるご利用者様の『笑顔』。
やっぱりそれが一番の願いであり、我々スタッフのやりがいでもあります。
なかなか笑顔を見せてくれない方もいらっしゃいますが、そんな方が心を許してくれた時に一瞬見せる笑顔。
その笑顔が見たいから、時にはつらい介護の現場ですが、何とかやっていけるんです。
でも、“のばな”は時に考えます。
本当に必要な介護とは何なのか?求められている看護とは何なのか?
身の回りで出来ないことをお手伝いしてあげることで、ご利用者様に喜んでもらう。
笑顔になってもらう。それも必要なことです。
しかし、それだけでいいのでしょうか?
本物の介護とは…。
のばなでは、ご自身の人生を最期まで自分らしく生きる為に、そのお手伝いをすることではないかと考えています。
ご家族の方とお出掛けすることが楽しみなのであれば、そのお出掛けを続けることができるようにどのようなお手伝いが出来るのか。どのようなリハビリをすれば、可能になるのか。
そのようなことを一緒に考えさせていただける、本当に素敵な仕事であり、価値のある仕事であると実感しています。
そんなお手伝いをすることによって生まれた心の底からの笑顔の花を、一つでも多く咲かせたい。
それが私たちの真の願いです。
まずはスタッフが笑顔でいたい
ご利用者様に笑顔になってもらうには、その前にスタッフが笑顔になること。
これがとても重要なことです。
周りにいつも笑顔でいる人っていませんか?その方は面白いから笑っているのでしょうか?
いつも目の前に面白いことが起こっているなんてことはありません。でも、いつも笑顔なんです。
それは、『面白いから笑っているのではなく、笑うから面白いのです。』
笑顔の人には、不思議と笑顔になるようなことが身の回りに起こるものです。
笑顔になるような言葉が自然に口から出てきますし、笑顔になる言葉が返ってきます。
そうやって笑顔は伝染していきます。
“のばな”のスタッフは、そんな笑顔の発信源になれるように、いつも笑顔で『顔晴』っています。
全てはご利用者様の笑顔のために。
笑顔でつながるまちづくり
日本の社会は少子高齢化の道を歩み続け、いよいよそれが深刻な問題になってきています。
家庭だけで介護ができた時代は、はるか昔に過ぎさり、介護事業所がここ十数年で広がりをみせましたが、高齢化のスピードはこれから先、さらに加速していき、追いつくことはできません。
高齢者が高齢者を支えるのが当たり前にあり、その高齢者の4人に1人が認知症となっている社会です。
そんな状況になった時に、重要となってくるのは、やはり地域のつながりです。
普段から、周りの人たちのことを気遣い、ちょっとした異変にも気付ける関係が住み暮らす地域の人々の間でつくられることが大事なことではないでしょうか。
医療・介護・行政・学校・町などの垣根を超え、もっともっと人々が暮らしやすいまちを皆の手でつくっていく努力が今求められています。 各地でそのような取り組みや団体が生まれ活動を始めています。
”のばな”もその一員として地域の皆が笑顔で暮らせるまちづくりに取り組んでいきます。